――管理者さまとして、KING OF TIMEを導入してからの勤怠管理はいかがでしょうか?
讃岐罐詰・代表取締役 西山さま
この人は出勤簿している、この人は出勤していない、どうしたんだろうかとか、リアルタイムに分かるようになりました。机に座っていながら、すべての工場の勤務状況が分かるっていうのはすごく良いところです。
秋田に行くのは年1回程度なので、以前の紙のタイムカードのときは月末にならないと勤務状況は把握できなかったですが、今はいつでも目の前のパソコンから見られることで無駄な残業を減らす効果も出ています。
讃岐罐詰・常務取締役 角岡さま
残業の上限規制について、メールでアラートが来るようになったことが役に立っています。対象者に対して、あまり遅くまで残らないようにっていう注意喚起ができるようになりました。従来だったらタイムカードを見ないと分からなかったですから。
というか、タイムカードをパッと見ても残業時間がトータルで何時間なのかというのは把握できませんので、パソコンでリアルタイムに分かるようになったのは大きな変化ですね。とくに秋田工場では管理者が勤怠状況を見て「あ、この子にはもう残業させたらいけないな、ちょっと控えさせようかな」といったことを実践しているようです。
納期に余裕があるから今日やらなくてもいいといった判断ができるようになっていますね。注意喚起ができないと、人によっては用もないのに残業してしまう場合もありますから。
讃岐罐詰・代表取締役 西山さま
それと、他の人のタイムカードを勝手に見て「あの人はなんでこんなに残業しているのか?」と気にする従業員もいたのですが、紙に印字されていないことで、従業員同士ではそのようなやりとりができなくなったのも良かったなと思っています。
時間単位での有休の処理や、勤怠の申請フローはまだシステム移行できていないこともあり、勤怠管理全体の業務時間の削減としては、これからという状況です。ですが集計での単純ミスがなくなったことは大きなメリットですね。有休の付与も自動的にされるようになったので、その作業負担も減りました。
――従業員の皆さまからの反応はいかがでしょうか?
讃岐罐詰・代表取締役 西山さま
従業員の年齢層は幅広く、60〜80代の方も活躍されていますが、紙からカードへの切り替えに関して大きな問題はなく、スムーズでした。
導入して2カ月後くらいに秋田工場へ行った際も、みんな違和感なく使っていましたね。打刻機が「おはようございます」「お疲れさまでした」と言ってくれるのを気に入っているという声も多いですよ。
讃岐罐詰・常務取締役 角岡さま
紙のタイムカードのときは出勤時刻も退勤時刻もすべて印字されていましたから、例えば出勤を2回打刻してしまっても、自分で間違いに気づきやすかったんですが、カードですと、見た目ではちょっと分かりにくいのが弱点ですね。最近はだんだん慣れてきていますが、初めは「私、朝押し忘れたかも?」といった問い合わせがよくありました。工場の従業員はパソコンを見ないので、自分で確かめることができないんです。
それと出勤と退勤は15時に自動で切り替わるのですが、それよりも早い時間に退勤した場合、何気なく打刻したら「おはようございます」と言われて間違いに気付く場合もあります。それは本人から伝えてくれる場合もありますし、管理者側でエラー通知を受けて「出勤が2重になっているから間違えたのかな」と分かる場合もあります。